fideua フィデワ又はフィデウアと発音する。
パエリアのお米の代わりにフィデオ(fideos)と呼ばれるパスタで作るとスペイン料理のフィデワに成る。
(料理前は「フィデオ」で男性名詞、料理後は「フィデワ」女性名詞に成ります。)
バレンシア近郊のガンディア(GANDIA)の伝統的スペイン料理であるが、今ではカタルーニアの郷土料理に成っている。
バルセロナでは古くからイタリアと商取引が盛んだったためイタリア人の好きなパスタを用いた様だ。
ガンディアでは毎年フィデウア・コンクールまで行われているほどである。
スペインにパスタを持ち込んだのは、イタリア人では無くこれまた13世紀ごろのアラブ人だそうです。
元々はお米の代用にパスタを使った事から生まれたスペイン料理だが。
作り方はパエリアそのままであるが、いくつか気を付けないといけない事がある。
第一にフィデオの種類が多いのだ、一般的には細めのスパゲッティを3センチほどに切った物だが、
なんせパスタで有るから色々種類がある、
スペイン製では有りませんがお米状の物それも短粒子も長粒子も、
( イタリアではオオムギを意味する「orzoオルゾー」と呼ばれている。)
イカ墨入りやほうれん草入りも有る。
此のお米状のパスタをフィデワに使うとパエリアと見分けが付かない、黙って出せば殆どの人がお米のパエリアと思って食べてしまう。
小麦粉で作られているパスタであるからお米とは感触が大分違うツルツルした感じだ、
お勧めは極細めのマカロニ状のフィデオだ真ん中の穴にスープを吸い込みフィデワでしか味わえない食感に成る、
スペイン料理では好くスープの具としても使われている。
( 現在はスペインから輸入されています。)
このスープを吸い込んだパスタが何とも美味しいのだ。
お米があまり美味しくないスペインではパエリアより此方のフィデウアの方がお勧めかも。
作り方
一般的にフィデオが手に入らない場合、細めのスパゲッティ1,6o程度を3センチほどに折りパエリアのお米の代わり使用するが、
(折らないとパエジェーラからはみ出ます、生パスタでしたらあまり短くする必要は有りません。)
スープは少なめで、スープの表面からフィデオが飛びでない様に平らにする事です、
飛び出たまま煮炊きするとその部分が堅く成り食感を悪くします。
勿論フィデオは茹でたりせずそのまま用いる、(サラダにする場合などは茹でる、当たり前ですね)
スパゲッティ料理ですがアルデンテに拘らない事です、(何故かスペインではスパゲッティはアルデンテにしない。)
茹でずに少なめのスープで炊きあげるため太めのスパゲッティやマカロニは不向きです。
スパゲッティの太さにもよりますが、13分程度でスープが無くなる様に調節して下さい。
スパゲッティのパッケージに書いてある茹で時間よりかなり長めです。
丸くカールしているのがフィデオです、 右の速煮タイプの小型のマカロニと比べると 如何に小さいか分かると思います。 此でも中心に穴が空いています、 茹で時間はパッケージには4分と表示が、 有りますがフィデウアにする場合は、 8分ほどです。 8分でスープが無くなる様にするため、 パエリアよりかなりスープは少なめです 具の方も8分で煮える物を選びます。 短時間で仕上がりますのでオーブンを 使う必要も有りません。 |