夏だ花火だタブラオでフラメンコだ下の空間を連打して。




フラメンコ句会当日句会

第一回フラメンコ句会事前投句の部 大久保は、いまでは外人街の雰囲気なので、
馴染みのない方が多いのかなと思うと、 さにあらず、一路さんは八年間居住してたとのこと、
隆司もまた、三年は居たような気がするのである。

 大久保駅に、集合は十二名、
崇文・りつ子・雪羅・希陽子(雪羅の奥さん)・次郎・獺祭・信行・研一・章夫・たかし・一路・隆司である。
まずは、CASA ARTISTAへ、フラメンコ教室真っ盛りである。

身体中をフラメンコの気分に浸して、早速、事前投句の選句開始である。
欠席投句は、裕之・晩秋・雷児、事前投句無しが、りつ子・信行・章夫・たかしである。
それでは、事前投句の結果を、ホアンのギターの調べを耳の奥に置いて鑑賞して頂きたい。

六点句
三味線とフラメンコが趣味浴衣の娘 研一 りつ子特選・ホアン選
雷鳴や床も抜けよとフラメンコ 雷児 ホアン選
四点句
情熱の強さを汗にフラメンコ 獺祭 ホアン選
フラメンコ真夏の夜の闇を裂く 宙風 ホアン選
ジプシーの名はジェルソミーナ夏祭 隆司 研一特選
ジプシーの裾のはばたき夏燕 雷児
フラメンコ踊り明かして星祭 崇文 雪羅・一路特選
三点句
ホアン氏の店にぎはへり星今宵 崇文
熱帯夜なればこそ炎ゆフラメンコ 次郎 隆司特選
紅薔薇や見栄切るに似てフラメンコ 裕之 次郎・獺祭特選
やわらかきホアンと言ふ名虞美人草 獺祭
ホアンとはやすらけき名よ水芭蕉 裕之 希陽子・崇文特選
二点句
涼やかな風フラメンコ舞い果つる 雪羅
玉の汗散らして踊るフラメンコ 一路
よき貌のジプシー踊る夏篝 裕之
しなやかなホアンのギター夏燕 隆司 章夫特選
一点句
フラメンコ躍動の脚暑気払ひ 晩秋
透きとおる笑顔ジプシー汗放つ 雪羅
ジプシーといへば砂漠と夏の月 研一
罪無くてジプシー達の鳥の歌 希陽子
夏星とともにジプシー樂の旅 次郎
ホアンホアンは日本生まれ今年竹 雷児
ホアンさんまだみぬお方こんにちは 貞奴  
夏の宵靴音高くフラメンコ たかし 信行特選
ストレスや暑さも飛ばしフラメンコ 晩秋 ホアン選
手拍子の止みてホアンの梅雨晴間 雪羅 ホアン選

以上、事前投句の結果でした。  隆司記

第一回フラメンコ句会事前投句の部

フラメンコ句会当日句会 事前投句から、ちらほらとお客さんが見えはじめ、早々に句会を修了して、
料理とワインでスペインの雰囲気を味わい、やっぱり自家製生ハムは美味しいし、
自慢のパエ−ジャは見た目も素晴らしいし、パイ生地を開ければ、
殿様蛙ならぬ、鳥一羽の蒸し焼き、ワインは進むし、小池重子ちゃん待ちくたびれたよ。

大体が、ショーは遅く始まるのを皆さんに話さなかった私が悪いのだが、遅いぞ由良の助。

小池重子ちゃんはりつ子さんのお友達。土曜は本当に盛り上がる店ですね。
フラメンコの祭典である。

ホアンの華麗なギター、カンテはホセ、
お客さんもぐいぐいぐいと舞台と一体となって、私服のいおりちゃんまで登場し、
いや〜最高でしたね。
始まる前にお帰りになった信行さんごめんなさい。

最後まで居た皆はやはり幸せでした。ところで、俳句はというと。

六点句
夏の夜へ魔の手を伸ばしフラメンコ 隆司 希陽子・たかし特選
五点句
手鼓の高々と夏フラメンコ 希陽子
四点句
地ぼてりの鎮まらぬまま足を踏む りつ子
汗と髪飾りとばしてフラメンコ 獺祭 隆司・次郎特選
裾しかと捌き月下のフラメンコ 崇文 雪羅特選
三点句
短夜のいよよ激しきフラメンコ 崇文 一路特選
床打てば星屑流れフラメンコ 隆司 夏生特選
二点句
涼しさや声張り上げてホセの唄 獺祭
フラメンコ鼓動伝わる玉の汗 次郎
踊り子の手のひらひらと星今宵 雪羅 洋子特選
星祭一天を指すフラメンコ 一路
フラメンコ汗もて迫り瞳を奪ふ 次郎
フラメンコ待つ間のワイン夏の夢 雪羅
汗が舞いフリルが舞いてフラメンコ りつ子
フラメンコ客の額の玉の汗 研一
フラメンコ酒場の熱気明易し 崇文
白靴の男見ているフラメンコ 獺祭 研一特選
息荒く終えて踊り娘夏を裁つ 雪羅
夏風邪をしばし忘れてフラメンコ りつ子
夏星となる耳飾フラメンコ 隆司
一点句
コーランの余韻嫋嫋星祭 一路
正装のフラメンコ娘に汗なかり 研一 崇文特選
短夜やヒゲのホアンと夜もすがら たかし
このままの夏こそ好きと言うジプシー 希陽子
地下室の扉締め切り星祭 研一


▲スペイン料理フラメンコ